ポンコツの口コミ
日曜日の朝九時ごろ、
ピーンポーン、ピーンポーン
次男は嬉しそうに玄関に走って行って
鍵を開けます。
次男:
じいちゃんとばあちゃん
会いたかったー
次男はまずじいちゃんといつもの抱擁です。
(私の父は仕事人間で私が小さい時に
こんなに○○《次男》の様に抱っこされた
記憶が全くありません)
私の父:
○○《次男》元気だったか?
○○のじいちゃんとばあちゃんの
言うことをちゃんと聞いているか?
次男:
ちゃんと言うこと聞いてるよ。
じいちゃんは《義父》このごろ
少し元気がないんだよ。
(やっぱり、気付いていたのね)
長男:
じいちゃん、ばあちゃん
いらっしゃい
私の父:
○○《長男》大きくなったなぁ
じいちゃんよりも大きいんだな
(お父さん、この少し前にも
会ったでしょ
長男五年生の時、165センチくらい
ありました)
私:
お父さん、お母さん早く上がって
車、混んでなかった?
私の母:
混んでなかったよ、大丈夫だった。
taka、お義父さんはどうなの?大丈夫なの?
あなたの身体は大丈夫なの?
また無理してないでしょうね。
(急に内緒話なの?でも無理だよ。
そこいるから)
お義父さんとお義母さん、夫がリビングで
待ち構えていました
義父:
お父さんとお母さん
ご無沙汰しております。元気でしたかい?
俺はポンコツ身体に
なってしまいました
takaちゃんにお世話になってます。
義母:
お父さん、お母さんお久しぶりです。
元気でしたかい?父ちゃんが
こんなんになっちゃって
takaちゃんに世話をかけちゃって
申し訳ないです。
(二人とも、私に何もお世話になんか
なってないなってない、私の方が
どれだけ助かっているか)
私の父:
お二人ともご無沙汰しています。
お義父さん、身体はどうですか?
takaは何か役に立っていますか。
(お父さん、これがまた全然
面白い様に役に立ってないの)
私の母:
ご無沙汰してます。
お義父さん起きてて大丈夫ですか?
お身体が大変なのに
お邪魔してしまってすみません。
あっ、そうだ夫さん
車に漬け物を漬けた樽や野菜が積んであるの
おろして貰えると嬉しんだけど
息子達も夫について行きお手伝いです。
私の父:
お義父さん、早く良くなって
また、お酒を一緒に飲みましょう。
(二人ともお酒が大好きでした。
だから会うといつも二人で飲みに p>
出かけたり、家で朝まで飲んだりして
お酒でだいぶそれぞれの妻に
迷惑をかけておりました)
その話しが出た途端にお二人の妻たちは
凄く嫌な顔をしておりました。
義父:
お父さん、俺のことは気にせずに
お酒を飲んでくださ・・・。
母がお義父さんが喋り終わる前に
私の母:
今日は帰らないといけないし、車で来てるし
お父さん、こんな朝から
飲むような馬鹿じゃないよね。
お義父さんが飲めないのに
まさか飲まないよね
(よっ、みんなの前で
第一ラウンド開始か)
次男:
ばあちゃん、じいちゃんを
いじめないでよね
じいちゃん僕のヤ○ルトあげるよ。
はい、飲んで
(いつの間にか戻って来た次男。
はいはい、お父さん早く飲みなさい
可愛い孫がくれたヤ○ルトを)
私の父:
○○《次男》ありがとう、じいちゃんは
お酒なんかよりヤ○ルトの方が
好きなんだよ(初めてお聞きしました)
ばあちゃんはいつもじいちゃんを
いじめるんだよ、助けてくれて
ありがとう(お酒は程々に)
義母:
ちょっと、お昼に早いけど
赤飯を炊いたりしたから食べましょう。
(お義母さんは朝早くに
赤飯を作ってくれました)
私の母も朝色々と作ってきてくれた様で、
テーブルの上は二人の母と助手takaの
料理でいっぱいになりました。
孫たちの話しや
私達夫婦の結婚式の時の話しまで・・
お義父さんも楽しそうに話しをしていて
お義父さん、本当にあと半年しか
生きられないの?
肺癌は間違えなんじゃないの?と
何度も思いました。
息子達二人を見ながら
もしかしたらじいちゃんとばあちゃん
四人が揃うのはこれが最後かもしれないから
ちゃんと今の事を覚えておいてと
息子達に何度も言いそうになるのを
我慢しました
(息子達は大きくなってもこの時の事を
ちゃんと覚えていてくれました。
祖父母四人が揃ったのは本当にこの日が
最後になってしまいました)
父と母は、親戚の家にも寄りたいからと
少し早めに帰る準備を始めました。
帰り間際、玄関に皆でいると
お義父さんと父の姿がありませんでした。
私:
おとうさん、二人どうしたの?
大丈夫?
返事がありませんでした。
夫と私で二人を探しに行くと
キッチンのテーブルの近くでお義父さんが
父の手を握りながら
義父:
お父さん、孫達と息子と
takaちゃんを頼みます。
俺はもう長く生きられないと思います
(びっくりしました・・・。
お義父さんが一番自分の身体の事は
わかっていたのだと思います)
孫の成長が見たかった、
孫達と一緒にお酒が飲みたかった。
お父さんは病気にならずに長く生きて
孫の成長を見て俺に教えて下さい。
お願いします。
父は泣いていて、言葉が出ません。
私の父:
・・わかりました。お義父さんと
親戚になれた事を感謝しています。 p>
ありがとうございました。
一日でも多く長くいきましょう。
また来ます。
二人は固く握手をし直していました。
夫も私も声を殺しながら泣いていたのに
私達夫婦の後ろにいた妻二人は
大きな声で泣いておりました。
(二人とも、ブサイク過ぎるぞ)
その声に息子達は驚いて
私達夫婦にしがみついておりました。
(特に次男が・・)
父と母は帰って行きました。
お義父さんも満足げに次男から
貰ったや○ルトを飲み干していました
お義父さんの苦しい日々が始まります。
まとまりのない文章のブログを最後まで
お読み頂きありがとうございました。
久しぶりの更新になってしまいました。
申し訳ございません。
これからもよろしくお願いします。
ポンコツをナメているすべての人たちへ
いよいよですな!! 潤
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